2007年4月22日日曜日

ラグーナ蒲郡 ラグナシア NARUTO忍者ドーム における避難規定違反について

 前略 蒲郡市消防本部本部長さま

 1月20日に 小職の監督不行き届きもあり、不幸にして3人もの、尊い命を失ってしまった 兵庫県宝塚市 市消防本部の 本部次長 永友聖裕です。

 過日の 出火に伴い、「違法な建物を発見するというような問題意識を持っていればこんなことは起こらなかった」と、消防本部一同断腸の思いで、悔恨の念にたち、さらに、その後 1月23日に総務省消防庁より 第30号にて 通達された カラオケボックスの防火対策の状況の再点検実施を、真摯に反省すべきところは反省し、職務に精査している状況です。

 連日の激務に明け暮れる毎日で、小職の部下の者が、家族とともに、春休み期間中を避けて、過日、小学校の子供にせがまれたと、貴職の管内にある、「ラグーナ蒲郡、ラグナシアでの NARUTO忍者ドーム」に 行ってきたとの報告を受けました。

 その中で、小職として、少し気になったことがあったため、貴職にお問い合わせをしたいと考えます。

 小職の部下の者の話では、園内のはずれにある、建物内で、開催されている 忍者ドーム内では

あ 誘導灯が設置されているにも関わらず、進入禁止の柵が設置
    (螺旋丸の出口のため と 表示があり)

い 誘導灯設置してあるが、白い物で隠蔽
    (正面玄関側から推測すると、扉を塞いでいる)

う ドーム内混雑時の緩和用に、可動式の柵設置があり、避難経路上においても、柵相互間隔1500以下と見受けられる

 小職の部下の家族写真を見た限りでは、以上3点の 法令不適格事項が見受けられる。

 小職の部下が調べたところ、ラグーナ蒲郡は、愛知県、蒲郡市、トヨタ自動車等の第3セクター事業であり、貴職におかれましても、身内として 指導がしづらいところがある懸念も推測いたしますが、当市の様に、尊い命を犠牲にしてしまってから、幾ら点検・指導をしても、亡くなった方は戻っては参りません。

 同じ消防に携わるものとして、身内に 甘いと 避難されるのは、当市の不祥事だけで済むことを願ってやみません、遊園地は、子供たちの楽しい遊び場のはずです。4月末からの春季大連休を安心して、健やかな子供たちのにこやかな 笑顔が 失われないように、貴職の再点検実施指導を 貴職の部下に発令されることを願ってやみません。


 なお、あわせて、い の扉を塞いでいることから推測すると、当該建物はスプリンクラーの設置がなされていない 有窓階 として、消防設備の設置免除をなされたと推測されるが、小職の部下の話では、少なくても2つ以上の開口部がふさがれているとの報告のため、有効開口部の合算面積が不足してはいないか、建築主事とご協議をなされるべきではと 判断いたします。

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